視力回復者の声2≪古川 知子様≫
こんにちは、何て書き出せばよいのやら。
生前臓器提供の意思表示をされていた御本人
大切な方を亡くされ、深い悲しみの中、その事を承諾される身内の方そして私達へとつなげて下さるアイバンクの方々の日々の地道な働き、移植手術から退院までの間携わって下さる大学病院の先生、スタッフの皆さん、こんなにたくさんの方々の想い働き、努力のおかげ様で、この度四回目の角膜移植をしてもらい、いつもより長い入院退院後も薬の副作用があり寝てばかり
数日後朝カーテンを開けると うわぁ~古びた家やあれ地も多く雑草ばかりの田舎のはずなのに、鮮やかな青や緑、枯草まで美しく額縁に飾られた絵画を見てるよう
そう思い返せば16年前の最初の手術の時の感動が昨日のようによみがえり
そうやあの時は家の横、東側の景色あれもくっきりと目に焼き付いている。今回は家の前、南側の景色本当に感動します。
最初の病気が出たのが、35年前左右交代に出る鋭い痛みが続き
生きている事の辛さをこれでもかと思う程味わい我が家の玄関が判らなかったのを思えば、人の顔が分からないぐらい何よと思い、最近は生活していたのに、又4回目の移植手術後6年になった孫、何てかわいい目、主人の年をとった事、私はあらお婆ちゃんやわ、こんなにも変わるものかとびっくりする事ばかりです。
人様の不幸で私が幸せに
すごく複雑ながらありがたく残りの人生皆様のおかげでいただいたこの幸せ、私より弱い人やお年寄りの人にも少しはおすそ分けしようと、毎朝、町の公会堂前でする1時間余りの体操や話し相手をして、強く明るく生きて行きます。
本当にありがとうございました。