見えない「アイ」に、
最後の「愛」の贈り物を。
日本には、角膜移植により視力を回復できる患者さんが多くいます。
少しでも多くの人の失った「光」を取り戻すためには、あなたの「愛」が必要です。
そこで、兵庫アイバンクは、角膜を必要とされる方と角膜を提供していただく方の
架け橋となり、眼球提供について知っていただくために活動しています。
角膜移植って?
角膜移植とは、混濁または傷ついたり変形した角膜を除去して、新しく透明な角膜を移植する手術です。
これにより、角膜疾患のために目が不自由な方の視力を回復することが可能になります。
移植で使う角膜は、生前に提供をご希望された方と、そのご意思を継いだご家族からのお申し出によって、
眼球提供という形で、目の不自由な方の「光」となります。
コーディネーター
当アイバンクは、24時間365日、専任のコーディネーターが対応しています。
アイバンクの啓発活動をはじめ、
お問い合わせや提供時のご対応、提供後のご支援まで安心してお任せいただけるように努めております。
事務局長・コーディネーター
渡邉 和誉
生涯に一度の大切な節目に、真心を込めて努めます。その為にも更なるチーム連携ができる環境構築を行います。
資格
- 日本組織移植学会認定コーディネーター
認定番号:No.001
- 公益財団法人日本アイバンク協会認定スタッフ
認定番号:No.23-004
コーディネーター
中野 里美
関わる全ての皆様のご意思に寄り添い、サポートができますよう誠心誠意対応させていただきます。
資格
- 視能訓練士
- 公益財団法人日本アイバンク協会認定スタッフ
認定番号:No.21-001
皆さまからのお便り
父は戦争経験者でした。戦地では大変な苦労をし復員しました。戦地での体験が根底にあり戦友が何人も亡くなり、父も撃たれ一年近く入院をする大けがを負いながら助かった命、死んだら誰かを助けたいと強い気持ちを持っていました。
「死んだら献眼する。目の見えない人が少しでも見えるようになればいい。」と何十年も前からアイバンクに登録しているからと口にしていました。常に冷蔵庫には登録カードが貼ってありました。
令和2年12月、99歳とはいえ父との別れが来るとは思ってもいませんでした。父の願いの献眼、一度は電話したのですが決断がつかずお断りをしました。電話を切った後、父が前から言い続けていた献眼、父の望みを叶えたほうが父は喜ぶのではないだろうかと思い直し献眼を申し出ました。兵庫アイバンクの渡邉さんに「年齢は関係ないです。」と言って頂きお願いしました。
後に父が折に触れ私宛に手紙を書いていたのでしょう。20通以上未開封のままありました。どの手紙にも、自分にもしもの時があれば必ずアイバンクに電話して献眼するようにと書いてあり、電話番号が書いてありました。「良かった。」もしあの時断っていたら父に申し訳ないことをするところでした。
数日後2人の方に角膜移植ができたと渡邉さんから連絡を頂き父の強い願いが役に立てて父は喜んでいることでしょう。
27年前母が亡くなり、昔人間で家の事は全くできなかったのですが、父に買い物の仕方(かごを持ってレジに並ぶ)とか。洗濯等々家事を練習した事を先日の事のように思い出します。初めてレンジでチンした時の驚いた様子は今も鮮明に残っています。99歳まで自分の事は自分でし、誰にも迷惑をかけず、そして死んでからも人様のお役に立つ献眼をして素晴らしい父でした。娘が言うのもおかしいですが自慢の父でした。
提供いただいた恩返しをこれからもずっとしていきたい。高橋 一騎 様
平成12年、私が小学校4年生の時に右目を針金でケガをいたしまして、その日すぐ地元の病院で緊急手術を行いました。
あと少しで失明していたかもしれないという話を、担当の先生から聞いた時は、とても怖かったことを今でもはっきりと憶えています。
その病院で入院や退院をしながら治療を続けて行くうちに、主治医の先生から神戸大学病院を紹介して頂き、通院することとなりました。
神戸大学病院で治療を続けていくうちに、角膜移植の登録手続きをいたしまして、順番を待つことになりました。
すると、年明けには移植手術を受けられるという話がありました。担当の先生から「登録をしても手術を受けられるのはずっと先かもしれない。」と言われていたので、私にとってその知らせは、とても嬉しい知らせでした。
そして、角膜移植の手術を受けて、初めて眼帯を外した時に、右目で見ることが出来た診察室の風景は、今でも鮮明に思い出すことが出来ます。
少し余談になるのですが、私の好きな歌の歌詞の中に、「この世で一番怖いのは、当たり前が、当たり前じゃなくなる瞬間…」というフレーズがあります。
右目をケガした瞬間、私は不安ではなく、とても恐怖したことを今でも憶えています。
ですが、移植手術を受けた時、そして、初めて眼帯を外した時に、これまで見えなかったものが見えるようになったとき、その時の私の感動は、今でも表現することが出来ないくらい嬉しかったと思っています。
そして、その時とても尊い角膜をいただいたお陰で、私はいま大学で、高い動体視力が要求されるバドミントンをすることが出来るようになり、本当に不自由のない生活を送ることが出来ています。
また、わたしが提供を受けたことで、家族もアイバンクに登録させていただきました。
家族を含め私は、提供いただいた恩返しをこれからもずっとしていきたいと思います。
これからも角膜を提供していただいた方、またそのご家族の方の為にも、いただいた角膜を大切にしていくとともに、
「僕に提供して良かった。」と言ってもらえるような、いろいろな経験をし、この右目でたくさんのものを見ていきたいです。
本当にありがとうございました。
つたない言葉ですが、私の話を終わらせていただきます。
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