皆さまからのお便り letters

ありがとうございました≪中路均様(奥様からの手記)≫

ご免下さい。 お礼のお手紙が遅くなりました。
その後主人は順調で、仕事も始めております。 

主人は幼い頃に目を怪我して不自由になり、それ以来不安を胸に仕事をしておりましたが、六年前にまた目に怪我をし、病院に通うことになりました。 そんな矢先に、先生から角膜移植を勧められたので、お願いすることに致しました。でも、角膜移植はテレビで聞く程度で田舎者には縁遠い話と思ってました。 

昨年の秋、紹介された病院に検査に行きました。病院の偉大さにびっくりしました。
ほんとに大きくて、人も多いなと感じました。 

翌年の初めにアイバンクさんから連絡が入り、二日後には手術と決まりました。 

移植手術ご担当の先生から、「成功しましたよ」との言葉を聞くまでの数時間は、不安とまた角膜を主人にご提供くださったご家族様へのいろいろな思いが 胸にこみ上げてきて、なんともいえぬ気持ちで一杯でした。
先生から「無事手術が終わりましたよ」と報告をうけました時は、本当にありがとうの感謝の気持ちで一杯でした。

見ず知らずの私たちに、生きる希望を与えてくださって、本当にありがとうございました。
言葉少ない主人が、何度も何度も「すまないねって、伝えてくれよなって」呟きます。感謝しか、私たちにはありません。

大切な方の角膜をご提供くださり、本当にありがとうございました。
お会いしてお礼を申したいところではありますが、お手紙でお許しくださいませ。