皆さまからのお便り letters

第二の人生、エンジョイしていますように! ≪兵庫県尼崎市 G様≫

10年近く前、叔父が亡くなりました。
叔父は、前日まで普通に仕事をしてご飯を食べ、いつも通り過ごしておりましたが、突然風呂場で倒れて帰らぬ人となりました。

人に与えることが好きな人で、私も沢山のことを教えてもらいました。
経営者だったこともあり大変羽振りが良く、初めて回らない寿司に連れて行ってくれたのも、携帯電話を持たせてくれたのも、高級なバーに連れて行ってくれたのも、叔父でした。ゴルフやボウリングもうまく、私にとっては本当に人生の生き字引のような人でした。

私はなくなった翌日叔父の家に向かいました。
叔父は、静かにとてもきれいな顔で眠っていました。

そのまま泊まり込み、通夜、葬儀を終えたあと、祖母がひとこと。

「おじちゃんね、臓器提供したんよ。角膜も。眼球入れ替えてもらったんやで。義眼が入ってるらしい。」

突然言われて私はとてもびっくりしました。
だって、叔父はとってもきれいなお顔をしていたから。
全部あげちゃったようには全然見えない!

後日感謝状が届き、ああ、祖母の言っていたことは本当なんだ、とやっと実感できたと共に、
与えたがりの叔父の行為を、「おじちゃんらしいなあ!」と思い、とても嬉しい気分になりました。

若くして亡くなった叔父の、ぴちぴち?な角膜を移植された方。
どなたか分かりませんが、今もお元気ならいいな、と心から思います。
決して長くはありませんでしたが、なかなか濃ゆ~い人生をエンジョイした叔父の角膜が、
新天地でもエンジョイしていますように!

そして。
この素敵な「アイバンク」というシステムが、もっと市民権を得て沢山の方々に幸せがとどきますように!!!